31歳の時に妻と結婚して千葉でテラス工事をするのが夢でした。それから間もなく子供が生まれましたが、1年後には転勤となり県外へ行ってしまいました。がんの放射線治療をメインで仕事をしています。小さな子供の面倒を妻一人にさせてしまったという罪悪感と感謝の気持ちをずっと抱えたまま結婚10周年を迎えることに。その数年前から妻へのプレゼントを考えていたので、同僚と飲みに行く機会を減らしてコツコツ貯金をしていました。そして迎えた10周年の日。妻の両親に子供を預けて久しぶりのディナーへ出かけ食後のデザートを食べているときに「今まで本当にありがとう。これからもよろしくお願いします」という言葉と共に渡したのがヴァンクリーフ&アーペルのイヤリングでした。人生で初めて女性にアクセサリーをプレゼントしたのですが、妻がその場で両手で顔を覆いながら泣いたのでびっくり。アクセサリーと言葉でこんなにも女性に気持ちが伝わるものなのかと驚きました。お店に足を運んだ時には場違いさと恥ずかしさでソワソワしましたが、勇気を出して購入してよかったなと感じました。